ピクニッケ

「エスカーラ」

すっかりピクニック日和になってきましたね。 5/25発行のエスカーラというフリーマガジンにピクニッケ関連の記事を載せていただきました。 もしお手に取られた方は見てみてくださいね。 彩 ←こちら前号ですたぶん。

「飄々」第三号

フリーペーパー「飄々」がまたでました。下記のところで置かせてもらっています。 今回は、「戦国武将ゆかりめぐり旅」と「東京ピクニッケ」の掛け合わせ。 一体どこで何を食べたのでしょう? とってもおいしかったですよ! 【池袋】 ●Pause Cafe(カフェ) …

霞を食べて生きる人へ。

このたび『飄々』というフリーペーパーを創刊しました。 といっても、紙切れに限りなく近い、たった4ページのプチ雑誌。 東京のある町で、ゴシックの教会から、川の中に浮かぶ緑の島まで歩いて、 そこでピクニッケするという、たわいない内容です。下記の場…

アイスキャンディ

ある新しい仕事で久しぶりに本格的ピクニッケをした。広い川の川原で夏草の緑色が眩しかった。 ゴハンを食べていたら土手の上を自転車が走ってくる。アイスキャンディと書かれた赤いのぼりが立っていた。 手を挙げてみると自転車は止まった。私は土手をかけ…

東京ピクニッケHP

先日来ちょっとずつ作ってきた「東京ピクニッケ」のホームページがほぼ完成。 http://piqueniquer.petit.cc/ 単行本『東京ピクニッケ』に収録したもの以外の、このブログなどで紹介したピクニッケの記録をひとつにまとめた。みなさまのおでかけの参考になれ…

哲学堂

少年野球の練習をずっと見ていた。牽制の練習をしていた。目の前にファーストランナーがいて、ピッチャーが牽制球を投げるとファーストに戻る。ユニフォームを汚して頭から滑り込む。ときどきは間に合わずにタッチアウトになる。アウトになるとバツが悪そう…

野餐趣

『東京ピクニッケ』が台湾で発売されるとのこと。台湾版リンク 表紙には「東京野餐趣」。字がぜんぶ漢字に置き換わってみると、赤と白の敷物もなんだか中国っぽい感じがしてくる。 ピクニッケは中国語で「野餐」というんだろうか。漢字二文字でまさにピクニ…

東京ピクニッケ

東京ピクニッケのホームページを作った。http://piqueniquer.petit.cc/ ピクニッケするたびに更新したり、以前このブログで掲載したものを再掲したりして、ピクニッケの情報をここに集約するつもり。 読者の人がピクニッケしたいときにこのホームページから…

浜離宮

『修道女スタイル』をちょっとお休みしてピクニッケの話。 花見は日本最大のピクニッケイベント。私もふとしたときにも行きたい行きたいとそのことばかり考えて、なんとなく落ち着かないような気分でいる。近くのマンションの敷地に咲く桜を自転車で通りすぎ…

半蔵門

話は雑司ヶ谷から半蔵門へ移る。川喜多財団へ映画の写真を取りにいったのである。過去の名作の写真を焼き増しして貸しだしてくれる。それは教会の本のなかでキリスト教に関する映画を紹介するためのものである。ロッセリーニ『神の道化師フランチェスコ』と…

浄化

軽井沢は浄化の場所である。軽井沢の父と呼ばれ、最初に避暑地としてこの地を見出した宣教師アレクサンダー・ショーは、軽井沢のことを「屋根のない病院」と呼んだ。 軽井沢へ行ってアウトレットや軽井沢銀座ばかり行くのはもったいない。繁華街からちょっと…

軽井沢

軽井沢でピクニッケするなら。 アトリエ・ド・フロマージュは、チーズ作りを思い立って夫婦でフランスへ修業に行き帰ってきて軽井沢の近くで牧場をはじめたのが起こりだそうで、名前に「ド」が入っていることも含めてプロジェ・ド・ランディにちょっと似てい…

旧古河庭園

今月のピクニッケ情報。 『東京ピクニッケ』で10月に取り上げたのは旧古河庭園だった。 きのう薔薇の見頃はいつごろか電話で問い合わせたところ「18日から」というタイムリーな返事が。11月いっぱいは薔薇が見られるように管理しているとのことだが、本当の…

21度

去年の年末、妻と子供が帰省しているときひとりで行ったパリ広場に、今度は妻と出かけた。 http://d.hatena.ne.jp/projetdelundi/20080107/p1 先週の木曜日は雲ひとつない秋晴れの日で、高く青い空と、隅田川の流れと、どこまでも見通していける河岸の景色が…

小坪

下手をしたら見逃すところだった。海岸に沿った道を歩いているとゴザを立て表からは見えないようにした倉庫か工場のようなところがあった。そこが目的地の市場だった。 ここで売られている魚はスーパーや近所の魚屋で見る魚とまったくちがう。目が充血してい…

鎌倉

鎌倉の駅にあったのはキオスクではなく加藤売店だった。あじさいの金平糖や大仏の形をした飴などが売られていた。 なんで鎌倉かといえば、いつものごとくのピクニッケである。 「鎌倉を生きて出でけん初鰹」 という芭蕉の句がある。季節外れの句だけれど、お…

ペタンク

芦屋川沿いの公園で重たい鉄の球を投げあっているひとたちがいた。 パリの公園でよく見かけたペタンクを日本で見たのははじめてのことだった。 ルールはカーリングに似ているだろうか。プレーヤーはそれぞれ2個の球を持ち、中心点に誰がいちばん近く投げら…

夙川公園

大阪と神戸のあいだにある夙川というところへ行った。ピンク色のゴシックの教会が住宅地にヨーロッパの雰囲気を振りまいている。至聖所では、聖テレジアという修道女の描かれたステンドグラスが、アールデコ風の祭壇と木の十字架を照らす。「幸せな人」とい…

まるき製パン所

京都は四条大宮の駅から細い路地をずっと南へ下っていく。古い木造の住宅がつづく。ときどき老舗らしき染物屋が見られる。ここは職人の町なのだろうか。 ひとびとの生活があるだけで観光客の目を引くものもなさそうな一見地味な町に、まるき製パン所はある。…

ボン・ボランテ

店の前に薪が積まれたパン屋が河原町通りにある。この薪は飾りではなく、土を固めて作った本物の窯にくべる。 店の名はボン・ボランテという。薪釜を見ただけで「この店はうまい」と自分のなかで決めつけてしまい、食べたくてしかたなくなった。最初にいった…

靭公園

ブランジュリ・タケウチは大阪の有名店。ドアの前にはガードマンが立っている。ひきもきらずお客が押し寄せるために交通整理をしているのである。 このパン屋に並ぶパンの形はモダンアートのようだ。球や四角などシンプルで普遍的であって、きっとおいしいパ…

オーボンヴュータン

東急大井町線の尾山台。よほどのことがない限りほとんど降りる可能性のない駅にオーボンビュータンはある。 ずっと行ってみたくてやっとたどりつけた。 駅前からいい感じの商店街をずっと歩いて終わりかけたところ。東京の中心からこんなに離れていて名店の…

小川の水面にしだれかかる紫の萩。これは去年のいまごろ撮った向島百花園の写真である。 百花園でピクニッケしたのは9月22日のこと。なぜ日付まで覚えているかというと、萩の満開の日を公園のひとに尋ねたら「9月22日」という答えが返ってきて、それが…

ホホエミ

京都でもときどきピクニッケした。 加茂川の河原でホホエミのベーグルを食べた。東京でも出遭えないようなすばらしいものだった。 皮を噛むと破れるときの音がぷちっと聞こえるように張りつめていて、中味はバネのようにすばらしい弾力を持っている。中味の…

色校

出版業界に足を踏み入れるまでは気づかなかったことだけれど、印刷のクオリティは製版技術者の力量や熱意によってまったく異なる。本屋に並ぶたくさんの本はぜんぶ同じではなくて、印刷がきれいな本もあればそうでもないものもある。 先日、印刷屋さんに手渡…

世田谷公園

きのうのつづき。 公園に足を踏み入れると、止まっていた水がいきなり飛びだし驚いた。噴水というのは突然出てきてひとを驚かせるのを生き甲斐にしていて、お化けと同じようなところがある。 世田谷公園の噴水は地上より一段低い。まわりを取り巻く傾斜地は…

シニフィアン・シニフィエ

志賀シェフというパン界の大物が三宿に開いたパン屋がシニフィアン・シニフィエ。世田谷公園の門前というピクニッケに絶好のロケーションにある。 魔女の靴みたいに先っぽが長くなっているのがバゲット・プラタヌで、わたしのようなカリカリ好きに贈るうれし…

「東京ピクニッケ」入稿

「1月から12月まで雑誌に連載したのをまとめた本で、毎月その季節に撮影をしたので、その季節の光が写り込んでいるんです。その光が表現されるように製版していただければ」 とADの山口信博さんは凸版印刷のプリンティングディレクターに説明した。片手は1…

帽子

9月10日に単行本『東京ピクニッケ』が発売されます。 その本のなかで紹介している「ピクニッケ7つ道具」の2番目は「帽子」。写真の帽子はどちらもパリのAnthony Peto(アントニー・ペト)で購入した。 キャプションを書くためにrue Tiquetonneにあるこ…

野点(のだて)

ピクニッケの撮影で再び台場の島を訪れた。 海の見える草原の高台で野点をする趣向である。野点とは一言でいうと茶道のピクニッケ。 『東京ピクニッケ』のデザインをお願いしている山口信博さんに「茶の箱」という野点用の道具をお借りし、奥様のみどりさん…