「100万回生きたねこ」

 きっとお子様のいるお家ではこの絵本を読んであげている方も多いことと思います。
私がたーくさんの絵本に触れるようになったのはやはり子供が生まれてから。
本当にいろんな本があるんだなあ、と子供の成長に合った本を選ぶのは楽しいことです。そして読み聞かせをしている時間、私自身もとても安らぎます。
 先日図書館でふと目にとまった「100万回生きたねこ」。名作中の名作ですよね、虎太郎にはまだ早いと思いつつ自分がまた読みたくて借りました。
改めて、なんていいお話・・! 大人の為の絵本ですな、これは。
             
 この主人公の猫は完全に自分のような気がしてしまいました。生きることに退屈で100万回死んでも何ともないのです。
最後に良き相棒と出会い家族ができやっと人生に充実感を得るのです。
 佐野洋子さんの絵本はとても素敵で「おじさんのかさ」や「ねこいるといいなあ」もいいですし、もっと長いお話もあるので子供と一緒にこれからも楽しんでいきたいです。
佐野さん以外には‘ささめやゆき’さんが気になるところ。そういえばいま吉祥寺のトムズボックスで「ささめやゆき展」をやっています。