時候
みなさまこんばんわ。
なんだか夏ってのはアチイアチイと3回唱えているうちに終わってしまいますね。 とらえどころがなくて、後ろ頭の禿げた「チャンスの神様」みたいです。
そゆことで、今宵の封筒はヌーベルバーグの巨匠「エリック・ロメール」。淡ーい季節感とか刹那表現がとても豊かな監督で、日本でもファンが多いというのはそんな所以もあるのかもしれません。
若い頃は、ヌーベルバーグというとリベットやゴダール、トリュフォーに圧倒されて「ロメール=軽い」という浅はかな印象がややありました。この「軽い」というのは日常的なテーマを扱っているといういみです。 青春真っ只中で観るロメールはちょいと苦いです。 三十路を過ぎて観るロメールは(悲しいかな)きらきらしてます。登場人物の視線や言動や置かれた状況を離れたとこから眺めてしまうのでありました。 彩