2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

キリスト教雑貨の店

先日、修道院製のお菓子を都内で買える場所は? というご質問をいただいた。 そういえばこのブログでも『修道女スタイル』の中ででも触れていないお店があるので、ご紹介しておこうと思う。 キリスト教の聖具用品の店は四谷がメッカである。上智大学や聖イグ…

クリームパン

次回の『パニック7ゴールド』(6月中旬発売)連載「パン・ラボ」はクリームパンを取りあげる。 あんぱんの発祥である木村屋の由来を読んでみると、あんぱんを発明したのが木村屋の創業者親子であったことがわかる。 一方、クリームパンは夫婦が発明したのだ…

大平作業所

ド・ロ神父が建てた作業所の遺跡である。昨日の大野教会からさらに山の中に入ったところ。農地に事欠き困窮していた村を救おうとして、原野を買って開墾を行った。 といっても出津教会からかなりの距離山道を登ったところにあって、通うのも、生産物を運び出…

大野教会

アクセルを自然と踏み込んでエンジンのうねりがひときわ高くなる急な砂利道。その先にとても小さな石積みの教会が見えた。 中に入ることはできないが、ドアの窓からのぞいてみると、20畳ばかりの畳敷きの広間が祈りの場所となっている。 山間の村の狭い畑の…

出津教会

ド・ロ神父が建て、司式を行っていた教会。 母国フランスのゴシック教会が高く高く天を目指して空を突き刺すように尖塔を延ばしているのと対照的に、この教会は海の見える斜面に伏せるようにある。そして一目見て忘れられないほどの白さ。 それは漆喰の色で…

野道共同墓地

外海のことを青い石の村だと昨日書いた。墓石も同じ青い石でできている。 この地方の人たちはかつては食器にもこの石を使ったそうである。そして死ぬとこの墓石の下で眠る。私はそのことに大地と人間とのつながり、宿命のようなものを感じる。そこから逃れら…

ド・ロ壁

今日からガイドツアーは、長崎の市街地を離れ、外海地方へ。いよいよエンディングが近い。 『修道女スタイル』ではド・ロ神父の一生について触れている。幕末に来日し、外海地区の発展に尽力したフランス人神父。類い稀な才気と信仰をすべて神に捧げた生き方…

神の島2

青い海と白い教会が隣りあってある、そのうつくしいコントラストはなぜこんなにも心を揺さぶるのだろうか。 海と船と岸壁、そしていくつかの住宅以外ほとんどなにもない、小さな港町の風景の中心に教会があることの不思議さ。 「長崎に行くと生活の中に教会…

神の島

単行本『修道女スタイル』の中では、神の島へ長崎駅前からバスで行くことになっている。なぜ島にバスで行けるかとえば、海が埋め立てられ、陸続きになったからだ。 快晴の朝、長崎駅からバスに乗って、神の島行きのバスは長崎の湾に沿って進んでいく。川を渡…

聖母の騎士ルルド

『修道女スタイル』にもっとページがあればこの場所も紹介したかった。 海と山に挟まれた長崎の狭い平野が、山裾の皺の奥まで入りこんで突き当たったようなところが、市内電車の終点蛍茶屋である。 聖母の騎士社は山肌にある。長崎特有の斜面を利用した墓地…

サンウミノ

『修道女スタイル』の長崎篇には散歩コーナーがない。楽しい店はこのブログで紹介する。 長崎でいちばんにぎやかな場所「浜ん町」はシャッターが閉まっている店などまったくないにぎやかな商店街である。 浜屋百貨店のアーケードを挟んだ向かい側、仲見世ビ…