2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ブリオッシュ

忘れもしない小学二年生のときにはじめてこの世にブリオッシュというものがあると知った日。 形もびっくりだけれど、バターと卵たっぷりで果てしなくお菓子なのにかろうじてパンの領域にとどまっているというその幸福な存在感がなによりわたしのこころを打っ…

先週の木曜日は晴れ上がりケーキのクリームが溶けるほど暑かったがピクニッケの撮影のために傘を差した。 右側の傘は『沖縄のおさんぽ』にのっている傘屋さんで買ったもの。左のアーノルドパーマーみたいなのはBEAMSで購入。派手すぎて差して歩くのは恥ずか…

田園調布

普通は晴れたときに散歩をし雨のときは散歩しない。雨の日に散歩してもじめじめしてズボンの裾は濡れるし靴は汚くなるし暗い気分になる。 と思っていたけれど雨のなか多摩川駅から田園調布まで歩いた。多摩川駅のホームから森が見えると以前に書いた。その森…

ガクアジサイ

真ん中は禿げたみたいになってまわりに5、6個しか花のようなものはついていないガクアジサイ。 なんでそんな中途半端な花を植えるのか、たくさん花のつくのを植えればいいのにと思って見過ごしていたが、よく見ると花のついていないところがいっそううつく…

スプーン

最近の虎太郎(1歳3ヵ月、11.5キロ)はゴハンを食べるときスプーンを三本用いる。右手用、左手用、わたし用である。 ゴハンを食べさせようとスプーンを持っていくと虎太郎は右手でひったくる。ひったくられるとゴハンをあげることができないので取り返そう…

黒猫

多摩川台公園に黒猫がいた。それも2匹。両方とも黒というのは親子なのか兄弟なのか。 上等のスエードのように黒光りして、触るとつるつるさわさわと気持よさそうで、真っ黒のなかに目だけ黄色く光らせている。黒猫は日常よく見かけるものなのに、日常から逸…

ホタルブクロ

多摩川駅は森に囲まれた駅だった。渋谷から十数分とは思えないほど濃い緑陰がホームから見え、ちょっとした旅行の気分である。 紫陽花の名所、多摩川台公園へ。駅前の丘を上がる階段に沿って紫陽花も段々に咲いている。階段を上がると驚きが待っていた。一面…

聖オルバン教会

聖アンセルモ教会と同じくアントニン・レイモンドの建てた教会。 飯倉を歩いているときに木造のちいさな教会が現れるのは不思議な光景である。 高原にあるようなログハウスかバンガローの趣き。なかに入るとまず目に入るのは、左右の壁から壁へと渡され幾本…