JGのアトリエ

projetdelundi2005-10-15

ジャック・ゴム(p12)のお店を取材させてください
とメールを出したら、
デザイナーのソフィー自身から返事がきて、
アトリエにくるよう誘ってくれた。


アトリエはビュット・ショーモン公園(p128)のすぐ近くにあって、
緑の多い中庭から明るい日差しが差し込んでくる。
スタッフの人たちのなごやかな笑顔を見て、
楽しいものは楽しい雰囲気のなかから生まれるのだと実感した。


壁に貼られているのはデザインのアイデア
アウトラインだけ描かれたかばんの中心に、
インスパイアされた模様が貼付けられている。
机の上にはカッターや鋏、切り取られた革、
そして製作中のバッグ。
その光景には、クリエーションの神秘を
露呈してくるような生々しさがあった。
「最初の1個は必ず自分で作るんだよ。それから工場に持っていって商品にする」
とポールは強調した。
自分の手で素材を切り取り、繋ぎあわせることによって、
感じること、気付くこと、見えてくるものがあるのだろう。


イラストが動くHP
http://www.jackgomme.com/


冒頭の写真はアトリエに貼られていたポスター。
「バッグは生きている」