名主の滝

第1回目の連載「東京ピクニッケ」は王子の名主の滝へ行った。
猛暑の記録が出た日で行ってみると渇水のために滝は止まっていた。
開園以来150年の月日が流れているので、人口の滝といえども樹が茂り苔むして、深山幽谷そのままではあるが、地下水をくみ上げて滝を流しているのである。
管理事務所に掛け合うと15分だけ流してくれるとのこと。
岩場から滝が落ち始めると灼熱は一転し避暑地へと変わる。
小学生が自転車で乗り付けてなにをするのかと思って見ていたら、流れに足を浸してマンガを読みはじめた。
子供の発想というのはさりげなくものすごい。
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