斉藤水産

projetdelundi2008-05-03

今月のピクニッケは築地で買ったゴハン浜離宮で食べる企画。
場外にある斉藤水産は築地初心者にもやさしい魚屋で刺身にも造ってくれる(5000円以上から[3〜4人前])。ピクニッケにうってつけ。
試食もあるし、たくさんの種類の魚を売っている。エビやカニは生きている。プラスティックのパックのなかでたくさんの沢ガニが動いていた。買って帰ってペットとして飼ったら素敵かもしれない。
マグロは生の本マグロだし、鯛もひらめも天然もの。シメサバや鯛のコブ〆を自家製造してもいる。店頭に並べられたものをお店のひとと相談しながら選んで、盛り合わせにしてもらう。
わざわさ築地まできて魚を買ったかいはあった。イキのいい天然の魚は味の輪郭がシャープで歯ごたえが肉感的である。浜離宮の海を見ながら食べていると、いまそこを泳いでいた魚が海から上がってきてわたしの口のなかで跳ねているような生命が感じられた。
反対においしくない魚というのは味がボケている。おいしいとは口のなかでリアルということなのだとはじめて気づいた。
いっしょにいったひとたちが岸壁から海を覗き込んで
「いま、エイが泳いでいったよ」
「50センチはありましたよね」
とわーわー騒いでいた。東京湾にも魚がいるもんだ。そのエイを捕まえてベランダで干したらエイヒレになるんだろうか。と、わたしはなにを見ても食べ物方面に思考が展開する。