立教大学のクリスマス

projetdelundi2009-03-20

イースターの季節にクリスマスの話。
今日から『修道女スタイル』のページを前のほうから順番に手前味噌をやっていこうと思う。
第1回はまずP5の口絵から。
立教は英国国教会に属する大学で、レンガ作りの礼拝堂が池袋キャンパスの中にある。
「立教の学生が礼拝堂に行くのは入学式と卒業式だけ」といわれている。
私もこの大学の学生だったことがあるが、礼拝堂に足を踏み入れたことがない。それどころか入学式も卒業式も行ってない。
当時の私は暗い青春時代を送っていたせいで完全にひねくれていて、人が集団で行うようなことを片っ端から忌避していた。
ところが『修道女スタイル』という本を作るようになって、ふと立教大学のことを思い出したのである。
12月の夜になると正門前の庭の木にさまざまな色の電飾が飾られる。
クリスマスイブの日にはたくさんの学生がろうそくを持って集うイベントもある。
卒業後かなりの年数が経ち、ひねくれた視線がかなりまっすぐになってくると、こうしたことがうつくしいと思えるようになった。
改心したともいえるし、若き日の自分に対する裏切りともいえる。