修道女スタイル

projetdelundi2009-03-19

3月24日に、新刊『修道女スタイル』が発売される。
内容は、私たちが感動した教会の紹介、教会まわりの散歩スポット、そしてキリスト教にまつわる雑貨(ロザリオ)などやお菓子について。
私は信仰を持たない。ただ「好き」という理由で教会へ出かけた。
教会へ行ったからといって、ここに取り上げたような、カトリック日本聖公会英国国教会)、日本正教会ロシア正教)では勧誘されて困るなどということはない。(はじめは私もそうした心配が教会へ立ち寄ることへの心理的な障害になっていたので、あえて記す)。
この本では東京→大阪→長崎という順番で章立てされているが、実際その通りの順番で取材を進めていった(ただ目黒教会だけはいちばん最後に取材した)。キリスト教について知識ゼロだった私がほんのちょっとどういうものかわかるまでの課程そのままでもある。
特に長崎にたどりついたときにはキリスト教を「体感」することができた。「行ってみなければわからない」といわれるようなたぐいの感動だったが、むしろそうしたものに出会ったときどれだけ本として表すことができるか、というのが自称散歩家プロジェ・ド・ランディのテーマなのである。(それがどれだけ実現されているかは、読者の方の判断におまかせするほかはないけれど…)
『東京ピクニッケ』につづいてデザインをお願いしたのは山口信博さん、スタッフの宮巻麗さん。おふたりのすばらしい仕事がなければこの本はありえなかった。
そして、緒川たまきさんに帯の言葉を寄せていただいた。修道服が日本一似合う(着ているところを見たことはないがきっとそうにちがいない)女優さんに推薦していただけて…本当にありがとうございました。
『修道女スタイル』を締め切りに間に合わせるのがたいへんで、ブログの更新も滞っていたが、これからは本に収録しきれなかった写真などを載せていきたいと思っている。