心のともしび

projetdelundi2009-04-12

「修道女スタイル』の読書コーナーで紹介している『心のともしび』。http://www.tomoshibi.or.jp/tushin/index.html
ある教会に行ったとき住所と名前を書いたら、熱心な信者さんから定期的に送られてくるようになった。鮮やかな2色刷りとなつかしい感じのロゴが載った紙面。
昔はテレビでやっていた。なにかのまちがいでとんでもなく早起きしてしまったとき、テレビをつけるとカラーバーのあと放送がはじまった直後に「暗いと不平をいうよりもすすんで灯りをつけましょう」というナレーションとリコーダーみたいな楽器で演奏されたメロディが聞こえてくる。すると、いつもと変わらぬ朝の茶の間が一転して非現実的な空気に包まれるのだった。
もとはラジオ放送からはじまったそうである。外国からきた神父がなけなしのポケットマネーでローカルのラジオ枠を買い取って番組を放送したところ、それを聴いた人から次々と寄付が集まって全国放送となり、テレビでも放映できることになった。そのようにして運動はいまでもつづいている。
『心のともしび』をはじめたハヤット神父様は先頃86歳で帰天された。最期は病院のベッドで長く過ごされたそうであるが、介護をした人にもキリスト教のことを説きつづけたという感動的な話が、この前読んだ『心のともしび』に書かれていた。