カトリーヌ・ドヌーブ

projetdelundi2007-10-25

きのう、11月中旬発売の『パニック7ゴールド』に掲載される『東京ピクニッケ』の撮影で、駒込旧古河庭園へ行った。
どの薔薇も、2週間前訪れたときはつぼみに近かった花びらが、いまは散り落ちそうなほど広く開いて大輪になっている。
写真のなかの薔薇にはカトリーヌ・ドヌーブという名前がついていた。
なぜかわからないがこの薔薇にはドヌーブ本人の面影がある。
おばさまたちもそう言い合いながら近くを通り過ぎていった。
人間の名前がついた薔薇は他にもたくさんあったが、本人を彷彿させるような薔薇はこれだけだ。
ピンクオレンジという色合いの可憐さに、どこか近づきがたい高貴さが同居しているからだろうか。
妻の意見はこういうものだった。
カトリーヌ・ドヌーブはよくこういう色のドレスを着ている気がする。
それに、この色の頬紅やカチューシャも彼女には似合いそうだと(とくに『シェルブールの雨傘』のときの)。
私と妻の意見は同じコインの裏表で、つまり人が身につけて似合う色というのは、その人のイメージカラーということなのだろう。
そこにある薔薇を見ながら女優に例えていった。
黒に近いような濃い紫→イザベル・アジャーニ
白→岩下志麻
黄色→倍賞千恵子
幸福の黄色いハンカチ』は倍賞千恵子が振るからこそ黄色なのにちがいない。
東京近辺なら今週末が最後の見頃だと思うので、女優やあなたの身近な女性が何色の薔薇なのか考えてみてはどうでしょうか。