続パンダ焼

ふたたびパンダ焼へ行った。
前回に続いて特別キャンペーンということでカスタード入りが販売されていた。ひょっとして毎日が本日限りなのではないだろうか。
この日はパンダ焼製造マシーンが「ハウルの動く城」風の音を立てながら稼働していた。
数珠つなぎになったたくさんの焼き型が一周する間に一個のパンダ焼ができる仕組み。
まずお好み焼き屋にあるような刷毛で油が塗られる。マジックハンドが型と油壺のあいだを律儀に一回一回忙しく往復して油を塗る。
そのあとマヨネーズを絞るみたいに生地が空中から型に注がれ、そのあとあんこ、そのあとまた生地が落ちてきてサンドイッチされる。
すると、いきなり地面からにょきっと棒が突き出てきてその勢いで型のフタがかたんと閉まる。そのあと焼き型はトンネルのなかへ入っていき、このなかで加熱されて、トンネルから出ると焼き上げられたパンダ焼が穴のなかへ落下する。
できたばかりのパンダ焼はあったかくておいしそうである。
パンダ焼屋の前には丘があってちいさな遊園地がある。デパートの屋上にあるような安いアトラクションが立ち並んでいる。ピコピコなアニメ音楽がいつも聞こえていて、カラフルさと騒がしさであたりを楽しい雰囲気にしている。