ネーナ・ガーランド姫の夢物語4

projetdelundi2008-01-30

おとといのつづき
あまりにもネコが多くて、ネーナの知らないネコもときどきいます。ある日、ネーナはいつものようにベッドに寝っ転がって、モミモミに肩をモミモミしてもらいながら、ボリボリにかゆいところをポリポリ掻いてもらっていましたが、その日は、いつもよりたくさんたくさんチョコレートを食べたい気分だったので、
「あー、チョコレートをポリポリ、ムシャムシャ、ガブガブ食べたいなー、ムニャムニャ」とつぶやきました。
すると、大きいのと小さいのと中ぐらいのと三匹のネコが出てきて、争うようにネーナの口の中にチョコレートを突っ込みはじめました。
「ホマエハチ、アグアグ、ハメナハイ、アグアグ」
チョコレートで窒息しそうになったネーナは「おまえたち、やめなさい!」とネコたちに訴えたつもりでしたが、口の中がいっぱいで何を言っているのか伝わらず、3匹のネコはチョコレートを食べさせるのをやめません。すると、騒動を聞きつけたネコじいさんが、杖を振り回しながら急いでやってきました。