寒天

projetdelundi2008-05-08

桐生でところてんに目覚めた。
街道沿いに天草を木のざるで干している店を目にし、車を停めた。かみやという店である。
値段は160円。酢醤油で食べるのと、黒蜜で食べるのと二種類ある。いくらでも食べられる。つるつるっとしてぐにゃっとして噛むとほろっと崩れて喉を冷たくくすぐり胃へ落ちていく。いままで食べたどんなところてんより香りが軽やかだった。原材料、水と天草のみ。シンプルで飽きのこない食べ物。
妻はいままでところてんを食べず嫌いだったそうだが、おいしすぎてぱくぱく食べていた。でもいくら食べたっていいのだ。寒天だから食べれば食べるだけダイエットになるし、160円だから家計にも響かないし。
「スーパーのは防腐剤とかいっぱいはいっているからね」
と製造から接客までひとりで行っているご主人がいっていた。ネットで調べたら以前は桐生ボートの予想屋をやっていたとのことで驚いた。
ここまで書いて思いだしたのだが、去年の夏はあんみつを食べまくっていた。よく考えたら寒天もところてんも同じものである。
ピクニッケで取り上げた王子の石鍋商店のあんみつを食べて覚醒したのだった。この店も都内では数少ない自家製の寒天を出す店である。
いつもいつも王子までいくわけにはいかないので、スーパーであんみつを買って食べていた。妻だけであんみつを食べたことが発覚すると機嫌が悪くなったりした。
かみや電話番号と場所
石鍋商店