軽井沢

projetdelundi2008-11-06

軽井沢でピクニッケするなら。
アトリエ・ド・フロマージュは、チーズ作りを思い立って夫婦でフランスへ修業に行き帰ってきて軽井沢の近くで牧場をはじめたのが起こりだそうで、名前に「ド」が入っていることも含めてプロジェ・ド・ランディにちょっと似ている。
モンブランというケーキがたいへん心に残った。軽井沢に行ったら絶対買うだろう。いや、これを買いに軽井沢へ行ってもいいぐらい。栗が入っているわけではなくチーズケーキである。白い山(Mont Blanc)のような形で、上にかかっているのがカマンベール、その下にバニラムース、いちばん下にタルト。カマンベールのしょっぱさ・コクとバニラムースの甘さふわふわ感が口のなかで混ざりあってなんともいえない味わいがする。
これを買ってから雲場池に行った。敷物の用意がなくてベンチを探したがそれもなかった。ので撮影はせず家で食べた。
翌日の朝はサンドイッチも作って食べた。デリカテッセンというハム専門店の自家製ハムとアトリエ・ド・フロマージュの白カビのチーズをパンにはさんで。止まらなくなった。朝からとても贅沢をした気分である。
白カビのチーズがとてもよかった。フランスのとはぜんぜんちがっている。フランスのほど濃くなくてあっさりしてナチュラル。塩気も薄く、外皮の部分までおいしく食べられる。フランスと日本では牛乳の味もまるでちがっているしチーズもちがって当然である。フランスのチーズはもちろんおいしいが、こういう口になじんだミルクの味のチーズを空輸する時間もなくフレッシュな状態で食べるのも幸福なことである。
雲場池は写真のようなところで、晴れた空が写り込んだ水面の透明な青さが不思議だった。空気は澄んでいてどこまでも池の向こうまで視線が届いていく感じがした。混じりけもなくちょっと冷たい高原の空気は吐いても吸っても気持ちがよくて体のなかから浄化されていくようであった。