聖母の騎士ルルド

projetdelundi2009-05-02

『修道女スタイル』にもっとページがあればこの場所も紹介したかった。
海と山に挟まれた長崎の狭い平野が、山裾の皺の奥まで入りこんで突き当たったようなところが、市内電車の終点蛍茶屋である。
聖母の騎士社は山肌にある。長崎特有の斜面を利用した墓地の間を通って坂道を上ると、教会、学校、修道院などが急な坂道に沿って点在している。
その奥は公園のようになっている。並木道に置かれた十字架の道行のレリーフを通り抜ける。谷間から山の上まで家々がたくさんへばりついた長崎の町を見下ろすころもできる。
いちばん奥にはルルドがある。市電の停留所から息せき切って坂を上がってきたところに泉が湧き出ているのだった。本場フランスのルルドと同様、この水を飲むと病気すら快癒すると掲示があった。お祈りして水をいただいた。
岩肌に2つの像が置かれていた。少女がひざまずき、高みにいる聖母を仰ぎ見て祈りを捧げているのだった。
地図http://www.seibonokishi-sha.or.jp/in25.htm