シネマ

「コーカサスの虜」

私たちはいま民族衣装の勉強をしている。「民族、民藝」のことをやりだしてみると奥が深くたまらなくおもしろい。 国は違えど人間の考えることは似ている。何をおいても空気と水と土と太陽があれば、生きてゆける。 でも戦争が始まると病んでくる。国も人々…

 「ジョンとメリー」

以前から気になっていた映画を観た。 1969年、ダスティン・ホフマンとミア・ファロー主演のラブストーリー。 内容はシンプルで、見所というとニューヨークの白くて広いアパートのインテリアと、若きミア・ファローだ。 この時のミア・ファローの美しさといっ…

テレーズとムシェット

子供が寝たあと横でひっそりと本を読むのが好きだ。昨晩はフランソワ・モーリアックの「テレーズ・デスケルウ」を読んだ。 モーリアックは気になっていた作家の一人だが読んだことはなかった。 いろんな意味で揺さぶられる内容であり、様々な作家が下地に取…

伊丹十三記念館

先日「パンラボ」ブログのほうでかしわで氏が伊丹十三についてふれていたので、ちょいとご紹介まで。私も伊丹映画は大好きです。起承転結、感動、笑い、その他いろんな意味を含めて「映画らしい映画」を作る監督としてフランスでもかなり人気があります。よ…

 「12月12日」

この日は小津安二郎監督の命日であります。 心底敬愛する監督なのに墓参りに一度も行ったことがないので、今年は家族で訪れてみようとふと思いました(彼岸だからか?)」。お墓は北鎌倉の圓覚寺。 北鎌倉は小津作品にもたびたび登場し、今なおその色をとど…