沖縄
石垣島・川平湾。 足下の海へ向かってカメラを向けると、 海の底の砂ひとつぶひとつぶまで写り込んだ。 ゆっくりと揺れるさざ波が影を落とす以外は。
トニーというおもしろいおじさんのそば屋。 往年の日活アクションのスター赤木圭一郎の大ファンで、店のなかにポスターやジャケットを貼り巡らせている。 「おっちゃん、テレビ出たんだ、テレビ」 と『学校に行こう』出演ビデオを見せてくれる(エンドレス編…
『沖縄のおさんぽ』で取材させていただいた方のブログをご紹介。 会ってみておもしろい人はブログもおもしろい。 ギャラリー象 http://homepage.mac.com/zouasato/ 手吹きガラスの店。ご主人は写真が趣味。街歩きのなかでの小さな発見をスナップ。 マウンテ…
が好きである。 トンカツ屋の豚とか、「洋菓子」の商標とか。 むかしからそのまんまなほうがいい。 気が抜けてるのがいい。 牧志公設市場の北側、ちとせ商店街ビルにて。 古い雑居ビル。迷路のようにちいさな店が折り重なる。 2階以上は住宅。吹き抜けにな…
おそらく2、30年はむかしのものであろう月星シューズがそのまま売られていて、一回転してとてもいい感じだった。 那覇・太平通りにて。
店のなかに台湾屋台が入り込んでいる。 カウンターひとつのちいさな店。 メニューを見ると、汁ビーフン・お粥が200円。 「めちゃくちゃ安いですね」と店の人に言うと、 「えっ、安すぎますかね?」 と急に自信がなくなったのか、逆に質問された。 台湾で食べ…
沖縄の海ブドウは水槽のなかに入っていた。 注文すると、さっきまで泳いでいたのが、網ですくわれて出てくる。 東京で食べるより、もっとぷちぷちして、さわやかで、味の輪郭がはっきりしている。 思えば、人類は、噛むとなかから汁がじゅっと出てくる食物に…
きょうタコライスを食べた。 家で作っても本場に負けずおいしかった。 この写真は、タコライスを発明した千里という店のもの。 金武の米軍基地の前にある。 大盛り過ぎてふたが閉まってない。千里 http://www.u-r-u-m-a.co.jp/03genchi/03eat/tacos/senri.ht…
金武のフリーマーケットで売っていたムジ。 田芋(ターンム)という、里芋をもうちょっとねばっこくしたような芋の、茎の部分。 繊維のかたまりみたいなこの植物を、やわらかくなるまで何時間も湯がいて、アクをとって、みそ汁にして食べる。 ぐずぐずになっ…
農家の人が自分の家で食べるために作った野菜や果物を売っている。 だから農薬を使ってなくておいしい。 と、八百屋のおじさんに聞いた。 ここのシィクワーサーのおかげで元気になった。 国道329号、金武IC近く。
松尾公園のガジュマルの木。 束にしたストローを雑巾ひねりしたような、 寝起きの私の頭のような。 枝を四方八方に広げて悠然と。 どこから枝なのか根っこなのか。
道を間違えて迷い込んだ路地にてんぷら屋があった。 「揚げたてがいいでしょ? ちょっと待っててね」 100円か200円分買っただけなのに、たくさんのてんぷら。 「これおまけだから。またきてね」 沖縄のてんぷら屋は、本土でいうてんぷら屋とはちがっている。…
土地の色というものがある。 沖縄で印象に残ったのは、鮮やかなピンクと青の組み合わせ。 紅型の柄や店の看板などでよく見かける。 市場で売られていた魚の色までそうなっていたと本で書いたが、 この小学生の帽子も一例である。
キャンプハンセン(米軍基地)の向かい側、 Gate 1のタコス。 ひき肉とレタス、チリソースにぱりぱりの皮の食感。 単純な味がむしょうに食べたいときもある。 http://www.u-r-u-m-a.co.jp/03genchi/03eat/tacos/gate1.htm
那覇、創業40年の老舗。 そびえ立つ特大の雪山。 ふわふわの氷。 写真はミルク金時400円。 http://www.u-r-u-m-a.co.jp/01eat/zenzai/senniti.html
霧の垂れ込める暗鬱な一日。 山道を車で走っていると、急に視界が開け、海が見えた。 霧と境目のない雲が急ぎ足で流れ、曖昧な色の波が、暗い砂浜に押し寄せていた。 中城城址ちかくで。
那覇のマンホールは魚である。
那覇から石垣島へはフェリーで行った。 船旅には、独特の旅愁がある。 悲しいような、どきどきするような、夢のなかへ入っていくような、奇妙な。
寒くても、腹が一杯でも、とにかくぜんざいを食べる。 取材のためにどこかに出かけたとしても、 「終わったらあそこのぜんざい屋に行こう」 という考えばかりめぐって気もそぞろである。 写真は4月29日と同じ富士屋。 http://d.hatena.ne.jp/projetdelundi/…
本部市場の暗い路地をくぐった先には「洋裁店しずか」。 この似顔絵がすばらしいのは、あまり似ていないところだと思う。
市役所近くの喫茶店「原点」。 居住まいの正しい純喫茶。 厳格なマスターがぴしぴしと入れるコーヒーはとてもおいしい。 http://www.jalan.net/kanko/SPT_153183.html
24時間営業のレストラン。 「普通サイズ」でもかなり大きいハンバーガー。 ナイフとフォークで食べる皿の上のバーガーはとってもアメリカンで、基地の町ならではの名物。 ファミレスに押され絶滅の危機に瀕する「大食堂」の雰囲気を、平成の世に伝える貴重な…
「人間より猫のほうが多いんだ」 まるで県ぐるみで飼っているかのよう。 沖縄はあったかいせいか繁殖期が3回ある。 猫は子猫をどんどん産んで、 果てしなくニャーニャーと増えていく。
ぜんざいで有名なお店だけれど、軽食メニューも色々あって楽しい。 店内の一角に駄菓子コーナーがあったり、足踏みミシンがテーブルになっていたりと、 インテリアはユニークで昭和なモノばかリ。
本島南部、奥武島にある中本鮮魚店のてんぷらは、 とにかくデカくて安くて旨い。 小さな島の港の前の、行列のできる人気店。 右から、ひじき、白身魚、いかげそ。 釣りを楽しむおじさんたちを眺めながら、揚げたてをいただく。
ニューパラダイス通りにある「夢屋」。 通る度にちょうちんが気になっていたのですが、足を踏み入れたことはありません。 沖縄には一人でも入りやすい飲み屋さんが多い気がします。
「沖縄のおさんぽ」P.93。 とても広く天井が高い、見たこともない素敵な保育園。 子供たちが長ーい距離をぞうきんがけしていました。
は4月20日に発売されます。 いま表紙が2つできてどちらがいいか悩んでいます。 聡明なる読者のみなさま、あなたの意見をお聞かせください。 1_ポークたまご 2_オバアちゃん どちらかを投票(コメント)してください。
4月中旬に、『パリのおさんぽ』に続く『沖縄のおさんぽ』を発売予定です。 東京で失われたものが、沖縄でたくさん見つかりました。A Bientot.
活字が届く。 ずっしり重くて、ひんやり冷たい。 次の本で使う予定。