エコール・クリオロ

projetdelundi2007-11-08

最近雑誌でよく見かけるフランス人オーナーシェフの洋菓子店エコール・クリオロは、ごく平凡な豊島区的住宅街の一角にある。
写真の左側はマルティニックというチョコレートケーキ。チョコレートはどこまでもビターで、カカオの香りはなかなか出会えないほどに強烈。上質なラム酒の甘く繊細な匂いと競いあうようだ。
素材の持ち味がぎりぎりに引き出されていると、それぞれの個性が火花を散らして対立しながら調和する。予定調和ではないハーモニー。そのセンスはいかにもフランスらしい。
右前はタルトフランボワーズ。目の覚めるような酸味と、アーモンドクリーム、チョコレートのガナッシュの甘みに対立と調和がある。タルトのカリカリサクサクな食感も気持ちいい。 右上は菓子パンのボストック。
きのうの千早公園で犬の鳴き声を聴きながら食べた。