テレビのない暮らし②
テレビを捨てて3週間ほど経ちます。今では全く自然なこととなりました。むしろ捨てることで得られる豊かさってあるんだなと感じます。(各人捨てるものはちがうと思いますが・・)
メリットとして実感したことは、
◉テレビがなくなると、一家3人居間にいて会話をしながらも見る先といったら息子の様子,動きになってきます。するとそれに対して何か言ってみたくなりますし、そこからまた会話がうまれます。 この時間私はとても安らぐことを知りました。 (昔の人は暖炉の火を眺めながら団欒をしたといいます。炎の動きなどが会話の間を持たせてくれるのだと思います。)
◉子供の一人遊びが上手になってきたこと。(これは単純に年齢的な問題かもしれませんが)部屋にあるおもちゃを駆使して何かを作ることに夢中になっている時間が長くなりました。 私としては,今ある物で創造する習慣をまず付けさせたいのです。そんなこんなで虎太郎が作った、これは「森」という字だそうです。(こーゆーのに親は嬉しくなってしまうんですね)
「テレビを捨てて本当によかったね」と夫とよく話します。
けれどもこれは「テレビを捨てよう」キャンペーンではなく、何か生活の中で、惰性的になっていることを思い切ってそぎ落としてみることで生まれるものを、私たちが楽しんでいるというだけのことでございます。 彩
時間
子供が3歳になるとだいぶ育児が楽になってきた、と最近実感する。
一日があっという間に過ぎてゆく。皆そうなのだろうけど、やりたいことは山ほどあるのに全然追いつかない。読みたい本もDVDも、しごとも。
じかんじかん、じかんがほしい〜〜。 じかんの次は体力がほしい〜。
自由時間は夜中をやりくりするしかないので、昨晩は子供と一緒に就寝して深夜1時頃目を覚ますと、朝まで座椅子カバー作りをした。
このカバー用の布は池袋のキンカ堂で探そうと思ったのだが、行ってみるとシャッターが閉まり「破産、閉店しました」との張り紙があった。
私はここで布地や裁縫小物を買ったりすることも多かったのでけっこうかなりな損失!
ちぇ〜と思い、ふと見ると向かいにアロハ〜♪なハワイアン柄ばかりの生地屋さんがあった。
「このお店に私の求めているものはなさそうだけど・・」と思いながらもぐーっと首だけのばして店内を見回すと、きれいな別珍(ベルベット)の布が目に入り即購入してしまった。
この日の午前中はお茶水の「穂高」という純喫茶店を取材させて頂いていたのだが、そこのソファがうぐいす色のベルベットでとっても素敵だったからかもしれない。
そしてこの文章は時間がさかのぼっていた。 彩
シャルロット・ゲンズブール
私にとって、というかオリーブ世代にとって、シャルロット・ゲンズブールは昔も今も変わらず興味深い。
年齢の割に若く、中性的で少女性も持ち合わせた彼女は、とりわけ日本人好みなのかと思っていたらフランスでもコンスタントに人気がある。
数年前、「パリのおさんぽ」という本の取材でKitsunéのマサヤさんを訪れたことがある。 12歳頃からお母様とパリに移住し、今では普通のフランス人みたいになっているが、彼もまたシャルロットを自身のブランドのミューズとして崇めていた。 彼女の名前が出たときの、マサヤさんのぱっと輝いた表情をよく憶えている。
シャルロットの場合は文化による美意識のギャップがとても少ない例なのでしょう。
この回を、いま私が考えている大きなテーマにつなげていこうと思ったのですが、助走のじょの字にもならずにおひらきおひらき。 彩
「カメラ日和」
3/20発売の「カメラ日和」誌に我らのピクニッケ写真をちょっと載せて頂きました。
写真の雑誌というのは本当にきれいに写るものなんだなーとびっくりしてしまいます。
今回のテーマは「アウトドア」です。外が本当に気持ちいい季節ですね。(本当なら)紫外線など気にせずにどんどん外へ飛び出したいものです。 彩 [rakuten:book:13613240:detail]
我が家の味
春になり、八百屋にはいろんな野菜がおいしそうに並んでいる。
暖かくなるととりあえず食べたくなるのがサラダ。大好きだが冬にはおいしく感じられないので解禁になるよろこびは大きい。
ウチの定番はレンズ豆のサラダと、クスクスサラダ、人参のマリネ。本当はシェーブルチーズをカリッと焼いてチコリやサラダと頂きたいものだが、日本ではびっくりするほど高いので我慢している。 (先日、大橋歩さんの「テーブルの上のしあわせ」に載っていたたこのマリネを作ってみたらとってもおいしかった。)
最近になって初めてひよこ豆を買ってみた。ペーストにしてクミン等スパイスを入れフムスをつくる。これだけでも美味しいが、残ったフムスをコロッケにしてみると益々美味しい。パリで食べていたファラフェルそのものだった。
土曜日の朝、夫のパンに挟んでみる。 虎太郎は甲斐甲斐しくファラフェルにソースをかけたり、パセリを夫の口に入れてみたり、パンの気泡にロケットの葉を差し込んでケーキのろうそくに見立てながらハッピイバースデーを歌ったりしている。
「パパ、おたんじょうびおめでとー!」と、遙か7月の誕生日を祝っていた。 彩