修道院のお菓子

projetdelundi2009-04-19

単行本『修道女スタイル』では教会にまつわるお菓子もいろいろ集めている。
いちばん有名なのは函館のトラピストクッキーだろうか。誰もが知っていると思ったので取りあげなかったけれど、これも函館のトラピスト修道院で作られている。函館にはトラピスチヌという女子修道院もあって、煉瓦の古い建物のなかで修道女たちが自給自足しながら、厳しい修道生活を送っている。
まず最初にルリジューズ(修道女の意味)というケーキを紹介している。本に載っているのはラデュレのルリジューズ。
ページをめくると日本のいろいろな修道院で作られているお菓子の写真。とにかく修道院で作られたお菓子なら集められるだけ集めた。ただ残念なのは大分のトラピストクッキーを載せられなかったことである。トラピスト修道院は全国にいくつもあって、味も形もまったく異なっている。大分のはクッキーの表面に模様やロゴが浮き彫りにされていてかっこいい。現地に行くと、修道院の中に入ってお茶をしながら食べられるようである。
全般的にいえるのは、どれも素朴で、レトロであるということ。世間の流れに流されず、昔ながらの味を守っている。
どれもおいしかったが、いちばん心に残ったのは、西宮トラピストクッキー。西宮の聖母修道会というトラピストの系列の修道院で作られている。写真はクッキーの詰め合わせの中味で並べてみるととてもかわいかった。チョコのマーブルもいいし、プレーンも捨てがたい。ちなみに建物はカトリック宝塚教会と同じく村野藤吾の設計で凛としたうつくしさを持っている。
ドミニコ会修道院のガレットも、せんべいのような薄焼きのお菓子を噛んだときの割れる感じが心地いい。
レデンプトレスチン修道院のクッキーは鎌倉に行ったとき、八幡宮の参道にある雪ノ下教会の売店で見つけた。鎌倉のおみやげとしてちょっと変わってていいかもしれない。
修道院菓子は、カトリック教会に付属の売店で見つけるか、ネットでの通信販売が便利。
レデンプトレスチン修道院http://www.cityfujisawa.ne.jp/~yuki_248/redemptoristin/index.htm
西宮トラピストクッキーhttp://nishinomiyacooky.hp.infoseek.co.jp/sub6.htm
ドミニコ会神の母マリア修道院ニックナックhttp://www.belgianbeer.co.jp/lineup/detail_311.htm
大分トラピストクッキーhttp://www.d-b.ne.jp/tsh/Cookie.html
伊万里トラピストクッキーhttp://www.imari-trappist.or.jp/
那須トラピストガレットhttp://www.nasu-e.net/tokusanhin/index.html
京都カルメル修道会ゴフレットhttp://kyoto.main.jp/blog/archives/2005/11/l.html